日曜登高会の活動記録


日曜登高会記録 01


富士山奥庭下り  最高地点2230m
奥庭〜精進口登山道

2025年8月23日(土)
天候:晴れ


富士スバルライン御庭バス停(標高2230m)から奥庭を経て精進口登山道を県道71号線出合(標高1101m)まで下りきるコースを歩いた。

奥庭荘前からまずは奥庭巡り。富士山頂部を背景に軽い登りで奥庭展望台へ。雲海をの先に南アルプスを望むパノラマが待っていた。


まずは奥庭めぐり 雄大な富士山頂を背後に軽い登り


奥庭を歩く


奥庭展望台 雲海の先に南アルプスを望む

周遊路で奥庭荘前にもどり精進口登山道に。富士山頂部の最後の眺めを後にすると道はいよいよ富士山原生林の中へ下って行く。
倒木が多く、何回か跨いだり、くぐったりしながら進む。深い針葉樹林帯、林床はふんわりと苔が覆う。
樹林帯の中に開けた草地に出ると三合目。ここで早めの昼食タイムとなった。


展望台を後に周遊路で下る


精進口登山道に入り富士山頂の眺めとお別れだ


原生林の中へ導かれる  邪魔する倒木が多い


三合目の広場で早めの昼食タイム

再び樹林の中を下り富士スバルラインの下を抜けると周りの植生は落葉樹林帯となる。深い緑だが森の中は明るく感じる。


三合目を過ぎると落葉樹林帯を通過する

倒木は無く歩き易くなった道を淡々と下る。林道が交差する二合目、一合目の天神峠(ここも林道に出合う)と一息入れつつ過ぎる。
一合目の下、舗装路(軽水林道)出合まで来ると富士風穴は間もなくの距離だ。
周囲はいつの間にか針葉樹林。青木ヶ原樹海に入ってきている。溶岩を覆う古木も目に付く。


一合目の下 軽水林道の交点でひと休み

樹海の中、真っ直ぐな道を、まだかまだかと思いつつ40分ほど歩き、やっと富士風穴に到着。
原始林の中、大きな陥没した低地を見下ろす縁に立つと涼しい冷気が漂い「涼しい〜」と皆が一言。
溶岩伝いに低地に下り不気味に口を開い洞窟入口に下り立ち天然クーラーに体を癒してから地上に戻る。


青木ヶ原樹海を行く 富士風穴はもう近い


富士風穴 冷気が漂いホッとする


風穴の入口へ溶岩を下る


涼しい冷気に誘われて風穴入口へ

富士風穴を後に汗を再びかかない内に我がバスが待つ県道11号線に出て本コースの下山ハイクを終える。

帰路、道の駅なるさわに立ち寄ってから帰路に着いた。


暑さ厳しい時季、富士山原始林・樹海の大自然をたっぷり味わった。
長い下りの歩きで脚も筋肉痛気味となったがフィナーレは富士風穴。涼しい冷気にも癒されて想い出深い山行でした。


【歩いたコース】 
スバルライン御庭駐車場8:50着
御庭バス停9:00発…奥庭荘前(奥庭展望台周遊)…精進口登山道入口…三合目…富士スバルライン下…二合目…一合目(天神峠)…軽水林道出合…富士風穴…県道11号線出合14:20着
行程 約5時間20分(休憩約60分) 参加者21名


至仏山  228.1m

2025年7月27・28日(日・月)
天候:晴れ


鳩待峠に各々集合。山の鼻に下り尾瀬ケ原の一角を散策し山の鼻小屋に泊まる。翌28日、至仏山へ登り小至仏山、オヤマザワ田代を経て鳩待峠に下った。


(一日目)鳩待峠〜山の鼻・尾瀬ケ原探勝


賑わう鳩待峠


尾瀬ケ原(山ノ鼻)へ向って下る


宿泊の山ノ鼻小屋


尾瀬ケ原を歩く 前方に雲被る燧ケ岳


燧ケ岳をバックにハイ一枚


こちらのバックは至仏山


明日は登るぞ至仏山



花も沢山も見ました   写真はクルマユリとヒツジグサ


(二日目)山の鼻から至仏山へ


早朝の尾瀬ヶ原


朝霧が漂う尾瀬ヶ原



霧が晴れると快晴間違いなし



研究見本園を経ていよいよ至仏山の登りに  いきなり階段だ!


急登が続く 森林限界までガマンだ



森林限界付近で振り返り望む 雲海の先に燧ヶ岳



長が〜い階段 もう少しで山頂だ!


着いた!至仏山頂  素晴らしい眺望だ


山頂の賑わい



続いて小至仏山 蛇紋岩が印象的


オヤマザワ田代

御花畑のオヤマザワザワ田代を経て無事鳩待峠に到着して山行を終える。

天候に恵まれた二日間、混雑もなく、涼しい中で尾瀬の自然を満喫できた。


【歩いたコース】 
一日目 鳩待峠集合11:20
鳩待峠11:30…12:10山の鼻  12:40〜15:00尾瀬ヶ原と山の鼻の特別天然記念物尾瀬研究見本園を散策
行程 約3時間
二日目 
山の鼻小屋6:00…9:30至仏山10:00…10:50小至仏山11:00…11:20オヤマ沢田代11:25…12:00原見岩…12:50鳩待峠13:15
シャトルバスで戸倉着(解散)
行程 行動時間6時間50分(内、休憩1時間50分)


タテヤマリンドウ・ニッコウキスゲ

タカネナデシコ・ウスユキソウ




日連(ひづれ)アルプス

金剛山 410m・峰山 423m・鉢岡山460m他
2025年5月25日(日)
天候:雨上り・曇り


相模湖上流、右岸に連なる山稜を「日連アルプス」と称されている。低山ハイクに目下売り出し中だ。
雨上りの朝9:30、藤野駅集合。11名のメンバー、駅前で準備体操後にスタート。日連大橋で相模湖川渡り登山口とした金剛山入口に向う。



日連大橋の先に目指す山々が

25分ほどで登山口に。金剛山神社入口と記されている。ここから山へ入り参道を登っていく。鬱蒼とした樹林の中、急傾斜のジグザク道だ。


日連金剛山登山口

ほぼ半分程度登ると休憩スポットがあり一憩する。再び歩き始めてすぐ前方で一人が悲鳴を上がる。ヤマビルの出現だ。靴から足に入り込んだようだ。
準備良く塩持参のメンバーが処置をする。各自の歩く足元にもヤマビルを発見、雨上りで大量発生したようだ。以降、被服吸着の注意をしながら歩くことに。


急登の一息 この後にヤマビル騒動が

登り始めて40分、金剛山着。小さな祠が建ち神社の境内、しっとり霧が立ちこみ深山の雰囲気が漂う。


金剛山に到着

ここからは尾根歩き。隣の峰山は展望の頂だが霧のベールで何も見えず。折り返して杉峠に下り一息入れる。お互いにヤマビル吸着の有無を確認し合う。


峰山の展望は視界ゼロ



杉峠でヤマビル付着をチェック

杉峠からは別尾根をピストンで鉢岡山へ。深い新緑の森が続き登り路も快適、展望なしでも雰囲気は良い。所々で緑に混ざる白い花はヤマボウシとヒメウツギだ
道鉢岡山は連山の最高峰(標高460m)。戦国時代の烽火台跡とのことだが樹林の中だ。短めの昼食タイムの後、来た道を戻る



鉢岡山 手短に昼食し立ち去る

再び杉峠を経て、東側の尾根を行くと日連山に。ここも緑の若葉に囲まれた空間で雰囲気が良い。続いてコース最後のピーク、宝山は近い。ベンチの下に埋まる三角点が珍しい。


杉峠に戻り日連山に 緑が目に染みる



最後のピーク宝山 三角点がベンチの下に埋まる

宝山を過ぎると凄い急斜面の下りに。山肌は荒れ危険個所だ。貼られたロープ2本を伝って慎重に下る。


急降下の難所 ロープ伝いに下る

下山口(日連山口)に下り立って山歩きは終了。ヒルが付着していないか各自全身を丁寧にチェック、靴などにしつこく着くヒルを退治してから藤野駅へ向う。


下山口で全身チェック

湿った落ち葉の道でヤマビルに悩まされたが予定のコースを歩き通すことができて満足感を味わった。

【歩いたコース】 藤野駅…金剛山…峰山・八坂山…杉峠…鉢岡山…杉峠…日連山…宝山…日連登山口…藤野駅
行程 約5時間10分 (内、休憩90分)   参加者11名




金冠山  810m・達磨山  982m
2025年4月13日(日)
天候:雨



バス山行。予報通り雨が降り出した中、だるま山高原レストハウスP到着。
降る雨は少なく、とりあえず金冠山までは歩くことになった。雨具を着けて登山道に入る。



登山口をスタート


ヤマザクラやマメザクラの花が満開、アセビの花もあちこちに目立つ。木々は芽生え、清々しい気分だ。



サクラにアセビの花 木々の芽生が瑞々しい



美しいマメザクラの木に歩を止める


コースは緩やかな尾根道、切り開かれた防火帯を登て行く。足元には可憐なスミレも咲く。花を愛で、カメラに撮り、ゆっくり歩を進める。



ヤマザクラも満開だ



花の尾根道を楽しく歩く 左はアセビの花


やがて戸田峠分岐となり、階段の道を僅かに登って金冠山に。山頂は霧のベール中で富士山の眺望はえられず残念。



もうすぐ金冠山だ



金冠山に到着



富士山が望めず 残念


山頂標識の前で集合写真を撮り一息入れ、来た道を引き返し戸田分岐から戸田峠に下る。



山頂を後に引き返す


戸田峠は西伊豆スカイラインが通る。駐車場に我がバスが待機していた。



戸田峠 我がバスが待っている


予定の達磨山まではまだ半分以上の行程だ。雨は激しくない。この調子だと行けないこともないが、どうするか?
皆さんと相談することになり、その結果ウォーキングはここで打ち止めと決定。バスに乗り込み修善寺温泉へ向った。



この先、どうしよう? 皆で相談


余る時間を修善寺温泉で自由行動。2時間程を、温泉街・修禅寺・竹林の小径など桂川沿いの散策を楽しんでから帰路に就いた。


雨の一日でしたが山は芽吹きの萌黄色にサクラのピンクが幻想的な風景に魅せられ、また修禅寺の観光も味わい深いものでした。


【歩いたコース】 レストハウス前…戸田峠分岐…金冠山…戸田峠分岐…戸田峠
行程 約1時間05分    参加者17名





石老山  702m


2025年3月23日(日)
天候:晴れ



春本番となった彼岸明け。ぽかぽか陽気の絶好のハイキング日和になった。


相模湖駅から満員のバスに乗って10分程で石老山入口バス停に。軽く準備体操の後、ゆっくりと登山口へ。



登山道入口付近から望む石老山(中央)


春うららの道を登山口へ

相模湖病院駐車場を過ぎると、いいいよ、奇岩・巨岩を見ながらの登山道だ。結構、傾斜がきつい。滝不動、屏風岩等の標識を見ながら岩間の急坂を登って行き、顕鏡寺山門前に。本堂の建つ広い境内からは東の方向が見渡せた。

古刹・顕鏡寺 山門前

登山道に引き返し急坂を登り、桜道への分岐は左の急坂を登る。と巨大な雷電岩を巻いて八方岩に。ここからは、これから登る石老山が良く見える。

圧巻、大岩(雷電岩)の下を登る


八方岩 石老山はあそこだ!

明るい尾根道となり、緩やかに登って行く融合平見晴台に到着。正面に奥高尾山稜を望む。左に小高いピークは陣馬山だ。
一息入れてから、頑張りどころの樹林帯の中を登って行き、上方に人影を見ると石老山の山頂に着いた。


融合平見晴台でひと休み  陣馬山が望める


がんばりどころの樹林帯を行く


石老山に到着

山頂の僅かな隙間から南西方向にのみ展望が得られる。丹沢の蛭ヶ岳、大山そして富士山がやっと目に入る。大室山の隣後ろに富士山が真っ白な雄姿で微笑んでいるかのようだ。


大室山と富士山のコラボ


山頂ベンチで昼食タイム

下山は西側、大明神方向に。篠原への分岐近くで三等三角点標石を確認してから、急斜面の尾根歩きだ。結構なアップダウンを繰り返して大明神展望台へ。


急斜面の尾根歩き 木の根っこが邪魔だ


大明神展望台


相模湖大橋              中央道と景信山

展望を楽しんだ後、コースは二つに分かれる。言わば、谷コース(東海自然歩道)と尾根コースだ。我がパーティーも希望で二手に分かれて下ることに。
谷コースは樹林帯の中、静かな沢の流れを楽しみ、尾根コース組は、明るい尾根道からの絶景を楽しんでの急坂下る。


尾根コースのハイライト ロープ伝いの急坂


相模湖を眼下に最後の下り

両コースとも車道に下り立ち箕石橋で合流。谷コース組の到着が早かった。鼠坂(バス停あり)方面へ向い渡し舟乗り場入口で解散。
相模湖駅へ、渡し舟乗り組とバス乗り組に分かれ渡し舟組は穏やかな湖上からの景色を楽しんだ。


 ここで解散 帰りは自由にどうぞ〜

好天に恵まれて、春の気持ちの良いひとときを過ごしたハイキングでした。

【歩いたコース】 石老山入口バス停…相模湖病院…顕鏡寺…八方岩…融合平見晴台…石老山…大明神山…大明神展望台…谷コースor尾根コース…箕石橋…渡し舟乗り場入口(解散)
---- 行程 約4時間50分(内、休憩60分)  
行程 約4時間50分(内、休憩560分)    参加者15名





赤城 鍋割山1332m


2025年2月9日(日)
天候:曇り時々晴れ間



赤城山の最南端に瘤のように盛り上がる鍋割山。スノーハイクで登頂する。アクセスは貸切バス。
関越道を走る車窓かさら望む赤城山は中腹部までまだ雪雲が覆うが天気は回復の兆し。前橋ICを出て赤城山へ向う。
特長的な鍋割山の姿が見えてくると、山頂部は白く雪を被っている。



大鳥居をくぐると道路も雪道に。道の駅ふじみに立寄ってから登山口の姫百合駐車場に8:55着。
思ったより多く雪に期待が高まる。防寒・滑り止め着装、ストレッチを終えて登山口をスタートした。 



雪いっぱいの駐車場でストレッチ





トレースを追ってコースへ入る


コース入口から積雪は深い。雪も風に飛んで時々降るが支障はない。トレースをたどって樹林の中へ登って行く。まずは荒山高原を目指す。





いざ荒山高原へ


急傾斜の登りにかかると積雪はいっそう深く、トレースを外さないよう注意して進む。雪の下は階段なのだろう。「荒山風穴」を過ぎると、 
さらに傾斜を増しジグザクを木って登り、上空が開けて荒山高原の一角に飛び出る。





雪深い登りが続く


荒山と鍋割山の鞍部にあたる稜線上の雪原広場だ。青空も広がって来た。見通す先に、遠く富士山の姿も確認できた。ラッキー! 





登り着いた稜線が荒山高原 標高1258m 


一息入れて鍋割山に向う。ここからは稜線沿いだ。 積雪はさらに深く、樹林も雪を被り落葉樹の枝には 霧氷も見える。美しい風景だが歩く足は重い。



稜線沿いを鍋割山へ向う 雪はかなり深い


ルートは稜線の左側から右側と変ってから、やがて 尾根中央を歩き、小ピーク二つを通過して進む。
展望の良い場所だが冷たい風に乗ってくる雪雲に視界は遮られる中、黙々と雪中行だ。


風が強い場所には小さな雪庇もできている。





見通しが利く稜線 鍋割山はまだ先だ



小ピーク、竈(かまど)山を通過 ラッセル気分


火起山、竈(かまど)山の二つのピークを過ぎ、樹林の中にいったん下り再び展望の尾根を進む。
晴れ間の青空の下、前橋市街地が広がる。歩く先に人だまりを見ると鍋割山の山頂に到着。
大きな山頂標の傍に小さなお地蔵さんが祀られている。





鍋割山近し       山頂標識とお地蔵さん


赤城山系最南端のためか? 晴れ間が多くなる。風も弱く日当りは寒くない。雪化粧の景色を眺め ゆっくりと昼食タイム。利根川対岸、榛名山塊の先に
雪化粧の浅間山を望む。雄大な景色だ。



山頂から望む浅間山



山頂での


登頂記録写真を撮り終え山頂を後にする。来た道の折り返だ。雪を存分に楽しみ颯爽と ---------。





鍋割山を後にする


竈山付近に来ると天気は急変、空は閉ざされ小雪もちらつく。風景はモノトーンの世界。これも美しい。



鈴ヶ岳            荒山


一気に歩き約40分、荒山高原に戻り一息入れてから出発点の姫百合駐車場に無事下山。早い到着だ。 



出発点に戻る


バスに乗り込み、再び道の駅「ふじみ」に寄る。 温泉入浴を済ませて帰路に就くころ、鍋割山がクッキリと見えていたのが印象的だ。





バス車中より望む鍋割山 雪の山頂に登った


天気も冬としては、まあまあ。積雪も十分、行程も3時間半ほどの適切なスノートレッキングでした。
皆さん存分に楽しめた感じです。山中での雪景色はいつまでも印象に残ることでしよう




【歩いたコース】 姫百合駐車場…荒山高原…火起山…竈山…鍋割山…(往路を戻る)…姫百合駐車場御
行程 約3時間30分(内、休憩50分)    参加者18名









TEST CORNER
レイアウトユニット幅360% 中央揃え

画像幅350



思い出−1

思い出−2

テスト用の画像です。




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